Power Apps のモニター機能を使って効率よくアプリをデバックする方法➀

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Power Apps のモニター(監視)とは

Power Apps モニター機能を利用することで、公開されたバージョンのアプリケーションのデバッグを行うことができます。

例えば

「ボタンを押したときに土の順番で処理が行われているのか」とか

「通信時間の確認」とか

「裏側ではどういった処理を行っているのか」など事細かに確認することができます。この機能を利用することで、なぜかデータが表示されないとか、昨日までは正しく動作していたのに急におかしくなった、といった根本原因を素早く探すことができます。

監視機能を使う

監視機能はキャンバスアプリの高度なツールから利用することができます。

高度なツール

起動すると以下のような画面になります。

監視

この画面はおおよそ 60分ほどでセッションが切れます。セッションが切れると、正しくデバック情報が取得できなくなります。

そのため、長時間デバックを行う場合は、適度に開きなおすことをお勧めします。

試しに適当に Office365 コネクタで MyProfileV2 を変数に設定してみた結果です。

監視

ダウンロード

ダウンロードを選択することで、このログを JSON 形式で取得することができます。

監視

アップロード

前項でダウンロードした JSON ファイルの形式をアップロードボタンからアップロードし、表示し確認することができます。

監視

オプション

オプション機能は表示の仕方を変更する機能です。 オプション機能を使うことで、行の間隔や列の種類などを変更することができます。

行の密度

コンパクトを選択することで行の間隔を縮めることができます。 デフォルトの間隔は標準です。

標準

監視

コンパクト

監視

共同デバック(招待する)

監視機能ではユーザーを招待し、複数人で監視画面を表示することができます。 この機能を使うことで、例えば市民開発者では解決が難しい不具合をテクニカルサポートチームを招待することで解決することができます。

モニターを使用した共同トラブルシューティング

このメールアドレスは Azure AD に登録されているメールアドレスを指定することができます。

また、監視対象のアプリを共有しなくても招待されたユーザーは監視機能を利用することができます。

参考

モニターでキャンバス アプリをデバッグする