Power Apps Concatenate 関数の使い方と解説

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概要

Power Apps のキャンバスアプリの関数・プロパティの解説と実際の使い方に関する記事。 今回解説する関数は Concatenate 関数になります。 また、この情報は 2021/12/14 時点の日本環境でのものとなります。

Count 関数とは

公式より

Concatenate 関数は、個々の文字列の組み合わせおよび文字列の単一列テーブルを連結します。Concatenate 関数は、個々の文字列の組み合わせおよび文字列の単一列テーブルを連結します。 個々の文字列を用いてこの関数を使用する場合、& 演算子 を使用するのと同等になります。

つまり、Concatenate 関数は Power Apps で文字列を連結したい場合に用います。 また、公式の説明にもある通り、 &(アンド) 演算子と同じような役割もになっています。

書き方

書き方は以下になります。 まずは文字列を連結する場合です。

Concatenate( Text1, Text2 )	

実際に値を入れて書くと以下のように書くことができます。

Concatenate( "たく", "丸" ) //たく丸と表示されます	

これ自体は & 演算子を用いても同じように行うことができます。

"たく" & "丸" //たく丸と表示されます	

次は & 演算子の機能とは別に Concatenate 関数のもう1つの機能、単一列テーブルの連結をの書き方になります。


// テーブルの作成
// この式は ボタンの OnSelect などに入れ、実行してください。
Set( Products,
    Table(
        { Name: "Violin", Type: "String" },
        { Name: "Cello", Type: "String" },
        { Name: "Trumpet", Type: "Wind" }
    )
);

// この式はギャラリーの Items に入れてください
Concatenate( "Name: ", Products.Name, ", Type: ", Products.Type ).Result


式を書き、実行すると以下のようになります。


このように列の文字列を連結したい場合に用いることができます。但し、結果が Result となっていることから、連結前のデータは結果から取得できないため、もし連結前のデータも使いたい場合などは AddColumns 関数などを用いるとよいかもしれません。

使い方

実際には以下のような場面で利用することになるかと思います。

Concatenate 関数 は文字列連結には割と用いますので、覚えておくとよいでしょう。

まとめ

Count 関数とは以下のような特性を持っています。

  1. Concatenate 関数とは、Power Apps で文字列を連結する際に用います
  2. Concatenate 関数とは、& 演算子と同じ働きをします
  3. Concatenate 関数とは、テーブルの列を連結する機能も持っています

参考

公式ドキュメント