PL-600 合格体験記

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概要

2022/12/25 に 試験 PL-600: Microsoft Power Platform Solution Architect に合格しました。それに合わせて以前取得していた 試験 PL-200: Microsoft Power Platform 業務コンサルタント と合わせて Microsoft 認定: Power Platform Solution Architect Expert を取得しました。

本記事は PL-600 を合格するまでの体験記になります。

PL-600 とは

PL-600 は Microsoft が実施する、Microsoft Power Platform Solution Architect の認定試験です。PL-600 試験を受験して合格することで、実装を成功に導き、組織の幅広いビジネス ニーズとテクニカル ニーズにソリューションで対処するしくみに集中的に取り組むソリューション アーキテクトを理解していることが証明されます。 2022年に日本語での受験も可能になったので、英語が苦手な方でも受験が可能になりました。

参考にするリンク

PL-600 試験の勉強には、次のような参考資料が役立ちます。

Microsoft のオフィシャル ドキュメント: Power Platform の各種サービスや機能について、詳細な情報が提供されています。https://docs.microsoft.com/ja-jp/power-platform/

Microsoft のトレーニング コース: Power Platform の基礎的な概念や機能を学ぶことができる、オンラインのトレーニング コースが提供されています。https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/browse/?products=power-platform

試験範囲に絞ったものであればこちらを学習することをお勧めします。 コース PL-600T00: Microsoft Power Platform Solution Architect

Microsoft の試験準備情報: PL-600 試験に合格するために必要な知識やスキルが記載されています。https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/exams/pl-600

Microsoft のコミュニティ フォーラム: Power Platform の利用方法やトラブルシューティングについて、実際のユーザーからの情報が提供されています。https://powerusers.microsoft.com/

実際の試験練習

PL-600 には存在しないので、おすすめは試験を申し込むときに少し料金を割増しで払う代わりに、不合格の場合再受験が可能なポリシーでの購入です。1度目で問題の傾向と対策を立てて、2度目で合格するといったルートも可能です。

Microsoft の試験を受けるのが初めての方

PL-600 をいきなり受けることはないので、必要はないですが一応。 実際の操作感を知ることは大切です。公式から試験のサンドボックスが公開されているので、こちらから実際の試験を体験してみることをお勧めします。

実際の試験を体験する

個人的な試験の難易度

当然ですが、PL-900 や AZ-900 といった Fundamentals 系、PL-100 や PL-400 などとは難易度が桁違いに上がります。

試験範囲などを含めて勉強した感覚値ですが、実業務で Power Platform を大規模(1000名以上)で扱ったことがないと苦戦する難易度です。

受験者には、Microsoft Power Platform、Dynamics 365 for Customer Engagement アプリ、関連する Microsoft クラウド ソリューション、その他のサードパーティ テクノロジに関する機能と技術に関する知識が必要です。 エンゲージメント全体で知識と経験を応用します。 受験者は、顧客の投資価値を高め、組織の健全性を促進するために、積極的で予防的な作業を行います。

受験者には、Microsoft Power Platform のしくみとテクノロジ全体に関する経験が必要です。 開発、構成、統合、インフラストラクチャ、セキュリティ、ライセンス、可用性、ストレージ、変更管理などの全体にわたる設計の決定を促進できる必要があります。 このロールは、機能要件と機能以外の要件を満たしながら、プロジェクトのビジネス ニーズのバランスを取ります。

このように公式にも記載がありますが、範囲も非常に膨大で多岐にわたります。

また、試験の問題自体も前述した試験とは違い、明確な答えがないように感じました。例えば選択肢として、Power Automate、カスタム開発、既存の機能、といった選択肢があり、どれでも問題に挙げられている課題は解決できるような形でした。このあたりは実業務でも実際にお客様と会話し決めていくような部分になるかと思いますが、そういった前提条件がない問題が多かったように感じます。

勉強方法

期間ですが、2022/10 から開始し、平均平日は2時間、土日は2~4時間程度使っていたと思います。

基礎知識部分は基本的に抑えられているので、苦手な分野特に D365CEとカスタム開発部分を中心に勉強しました。逆に Power Platform 回りはほとんど勉強していません。 セキュリティと特権、チーム、部署回りを実際に操作し確認したくらいです。

勉強に使った資料は基本的に Micrsoft Learn が中心になります。

基本的にはこちらをベースに、不明点やもやっとした部分は旧Docsで勉強しました。

あとは、画面での操作だけではなく久しぶりに手書きでいろいろ書き込みながら勉強しました。基本的に今までの試験勉強は操作の確認とブログでのアウトプットが中心の勉強方法で、今回初めて手書きでの勉強も加えてみましたが、こちらは非常にためになりました。手書きで書くと結構長い間忘れずに覚えていました。

実際の試験

試験はテストセンター受験での自宅受験が可能ですが、テストセンターで受験しました。自宅受験はトラブルが多いと聞いていたのでやめました。

時間は2時間(120分)でしたが、かなり慎重にといて30分程度余りました。ただ今までの試験は半分くらい時間が余っていたと考えると、他の試験より時間がかかりました。

時間がかかった原因ですが、問題数ではなく見直しのチェックがかなり多くついたことです。(確か20問くらい)今まではついても5問程度だったことを考えると、それだけはっきりしなかったり、要点がつかめないような問題が多かったです。あとペンが掛けなかったので、呼んで変えてもらいました(笑)。

試験規約にどういった問題が実際に出たかなどは記載することができないのでご了承ください。

まとめ

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